専業主婦の私がスリーピングニューボーンフォトグラファーになるまで①〜出会い〜

私には、幼稚園に通う4歳の子供と保育園に通う2歳の子供がいます。
結婚を機に地元の横浜を離れ、関西にやってきました。慣れない土地、慣れない文化に戸惑いながらも、必死に子育てをしてきました。

夫の転勤により引っ越してきたため、働いていた職場を退職せざるを得なく、また、なかなか子供が出来なかった事もあり、引っ越してからは専業主婦の道を選びました。

幸運にも子宝に恵まれ、目まぐるしい日々に幸せを感じながら過ごしていく一方で、専業主婦という生き方に、もがき続ける自分がいました。

子供が無事に産まれてきてくれて、ただただ幸せなはずなのに。
可愛い我が子を可愛いと思えない自分に嫌気がさしたり。今日一日、我が子としか話していないと孤独を感じたり。

外に出たい、働きたいという欲が生まれるものの、主人の帰りが遅いことや、祖父母の助けは難しいこと、社会復帰するにしても、パート?正社員??そもそも保育園に入れるのかな?

自分が出来ることなんて何も無いし、そもそもやりたい事ってなんだろう?
と、色んなことが妨げとなり、なかなか“働く“ということを行動にうつせなかったのが現実です。

ですが、下の子が1歳になり歩きはじめた頃、10年前に趣味だったカメラを再び始めてみようと思ったのをきっかけに、私の中で止まっていた歯車が、少しずつ動き始めました。

我が子を撮ることから始まり、だんだんと友達の子を撮るようになり、少しずつお仕事として、家族写真や七五三等の撮影をさせていただけるようになっていきました。

撮影するときは、主人に子供を預けて行っていたので、ご依頼は土日祝日のみ受けていましたが、主人の負担が大きいことや、家族の時間も減ってしまうことが悩みの種。長く続けていくためにも、平日のお仕事も増やしたいというのが正直な気持ちでした。

ただ、例えば子供が風邪をひいた時。
主人も祖父母も仕事をしているので、子供に何かあったときは、ほぼ母親である私の出番です。

しかし、フリーのフォトグラファーは、なかなか“替え“がきかないのが現実。大事な記念の撮影日に、穴を開けるわけにはいかないのです。

そんなときは、病児保育という手もありますが、なるべくならそばにいてあげたい、というのが、私の考えでもありました。

母親としての在り方や考え方は、人それぞれあると思いますが、私は、この自分の気持ちを大切にしたいと思いました。

週末フォトグラファーとして細々と活動するようになってから3ヶ月くらいが経ち、平日の働き方を模索しているとき、たまたま目に入ってきたWEBサイトがありました。
それが、私と《スリーピングニューボーンフォト》との出会いです。

《子育てしながら撮影の仕事を!》と書かれているそのWEBサイトには、私の理想の働き方が描かれていました。

②へつづく。

スリーピングニューボーンフォトアカデミー

ニューボーン(新生児)専門のフォトグラファーとして活躍できるアカデミー。写真の技術だけでなく、産後のママとのコミュニケーションの取り方など現場でしか学べないスキルが身に付きます。

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