新生児撮影事業部について①
こんにちは。
産病院への提携業務やビジネス開発と新生児撮影事業部の事務局運営を行っている熊谷です。
おかげさまで提携産病院も100近くになり、多岐にわたる職種で事業を推進する仲間が必要になってきました。
そこで今回は少し視点を変えて、まずはここに到るまでの道のりをお話しさせていただきます。フォトグラファーに限らず多くの人にご興味をお持ちいただければ嬉しいです。
私とニューボーンフォトとの出会いは、お世話になった方のご紹介に始まります。これからサービスを拡大するために営業できる人を探している。そんなお話しでした。
それまでカメラにも興味はなく、ニューボーンフォトもまったく知らない私にとってはそのときはピンときませんでした(赤ちゃんや子供はむしろ苦手なくらいでした)。
当時私は別の仕事をしていましたが、新しい分野で自分を試してみたい、という思いもあり、
「あれこれ考える前にまずはやってみよう。合わなければやめればいい」
と本業の合間に病産院へのご案内を(なかば勝手に)手探りで始めました。やりながら事業の全貌を理解したようなものです。
「自分なりに進めるので方向性が間違っていたら修正してください」
と社長にお願いし、自由に活動させてもらいました。
私が参画した2年前は、事業規模も東海を中心に約10箇所の産院でサービス提供している程度。
フォトグラファーは撮影だけでなく、病産院への窓口、撮影前のお客様との調整(カスタマー対応)、レタッチ、納品すべて自分で行っている、そんな規模です。
ママさんの間では徐々に認知度が高まっている気運は感じましたが、医療従事者の間ではニューボーンフォトの認知度はまだ低く、アポがとれてもニューボーンフォトの素晴らしさや、ママさんに喜んで頂けるサービスであることをなかなかご理解頂けないことも多くありました。
それでも患者サービスに積極的な病産院様にはサービスの良さをすぐにご理解頂き、少しずつ少しずつ、提携産院が増えていきました。
病産院が増えることでフォトグラファーの業務も多忙になり、経営企画室、渉外担当、カスタマー担当、レタッチ担当、デザイン担当と分業化も進みました。このころからそれらを統括する事務局が発足するわけです。
そんな毎日を過ごしているなか、気づくと私は本業を辞めていました。
その後も提携産病院が1つ増えるごとに新たな課題が生まれます。弊社のサービスは医療従事者のご理解も必須で、各産病院によって運用ルールや要望は異なるからです。
こうした試行錯誤の経験によって荒削りだったオペレーションがブラッシュアップされ、今も改善は続いています。
なぜ、まったく縁のないニューボーンフォトの世界に入ったのか。
その理由は、単純にこの事業が「面白い」からです。
将来性や人を幸せにする仕事に従事できることも魅力ではあります。しかし、もし私がそれだけの理由でこの事業に参画していたら、これを書くこともなかったでしょう。
事業を作るというのは、未開の地に列車を走らせるようなものです。
土地を切り開き、道を作り、道を整備し、レールを敷く必要があります。
そして列車を走らせたあとも点検が必要になります。失敗もあり、毎日暗中模索、試行錯誤の日々が続きます。しかし他人の敷いたレールに乗るのではなく、レールを敷くプロセスこそが「面白い」と感じられることでした。
ありがたいことに新型コロナによる生活様式の変化のなかにあっても、病産院からのお引き合いも増えています。そして、セールス、マーケティング、ディレクションを担う仲間も増えています。
さらなる飛躍を目指すためには、個々の能力に磨きをかけるだけでなく、さらに新しい仲間の力が必要です。
ニューボーンフォトグラファーになりたい方はもちろん、得意とする分野で自分を試したい方、この事業にご興味がある方はお気軽にご連絡くださいね。