普通のママだった私がフォトグラファーになるまで②

今回は私がフリーフォトグラファーとして活動スタートし、産院と提携しニューボーンフォトの事業をスタートした経緯についてお話します。

☆とにかくどんな撮影依頼でもやってみる!

私がフリーフォトグラファーとして活動を始めた頃は、今のようにフォトグラファーと顧客を結びつけるマッチングサイトが有名ではなく、自分でブログを書き、SNSで発信したり、色々な集まりに参加し名前や顔を覚えてもらう活動からスタートしました。
そこで知り合った方とコラボレーションして撮影会を企画し行ったり、紹介を頂きブライダルや、商品撮りを行ったり、もちろん七五三や、誕生日の記念のお写真を撮らせてもらったり
とにかく頂いたお仕事は全てやってみました。
ブレーキを踏むのが怖い私は、アクセル全開でとにかく入れれるだけ仕事の予定を入れていました。

☆約1年間フリーランスのフォトグラファーをしてみて感じたこと

○好きな事を仕事にできるって楽しい!
○頑張ったら頑張った分だけ収入が増える

×体力仕事
×安定して集客するのが難しい
×収入が安定しない
×撮影以外の仕事が多い(集客、打ち合わせ、レタッチ、商品制作、納品作業、経理事務…)
×家で家族と過ごす時間がとれない
×撮影に使用する備品が多く、どんどんものが増える
×天気に左右される
×似たような事をしている人は周りに沢山いる
×代わりがいないという不安

こんな事を感じ、最初は楽しかった仕事も、今後ずっと続けていけるかというところが不安になってきました。

☆ニューボーンフォト初撮影

そんな中友人のニューボーンフォトを撮影させてもらう機会がありました。

大体写真を見ればどんなふうに撮るのか分かるのですが、ニューボーンフォトも同じように見様見真似で撮れるかな?赤ちゃんの扱いも、育てたことあるし大丈夫かな…と思い撮影させてもらいました。

今思い返すと恐ろしいのですが、実際は新生児を育てたことあっても撮ったことは無いのと、友人の子供でも何かあったら怖くて見様見真似では何も出来きませんでした。ニューボーンフォトは見様見真似でやってはいけないと痛感しました。

しかし撮影自体はとても神秘的で、幸せな瞬間に立ち会わせて貰う事ができ、また体力が必要ないこと、天候に左右されないこと、季節関係なく赤ちゃんは生まれること、その後の仕事の依頼にもつなげやすいなど、知識と技術さえ身につければとてもいい仕事だなと思いました。

☆キッズ時計との出会い

秋の七五三シーズンは忙しかったのに、12月以降のスケジュールが埋まらない…。
不安になった私は再度勉強し直す必要がある、もっと上手くなりたい!と思い、名古屋で人気のフォトグラファーさんの元へ勉強に行きました。
その方の撮影はとても早いのに、おしゃれで、バリエーション豊か✨
どうしたらこんなに素敵な写真が撮れるの??
どうしたら腕を磨けるの??
と思い、その方の経歴を調べました。
するとキッズ時計のフォトグラファーをしていた事が分かりました。

キッズ時計ってどんな会社だろう?
と調べると、世界各地で色々な企業とコラボレーションして撮影会を行っていて私が憧れるようなキラキラした世界でした。

私もこんなところで撮影してみたい✨
ここに行ったら上手くなれるのかな✨
という思いですぐにフォトグラファー採用ページからエントリーしました。

☆宮﨑社長との出会い

エントリーするとすぐにリモートで面接をして頂きました。たまたま面接官は宮﨑社長だったのですが、世界中の子供を笑顔にするという理念の元様々なイベントを行い、沢山のフォトグラファーが活躍しているという趣旨のお話しを伺い私の心は踊り早くキッズ時計の仕事をしてみたい!という気持ちになりました。ありがたい事に社長から、『神戸の事務所に来れる?いつ来れる?』と言っていただき、私は『神戸行けます!すぐ行きます!』と即答していました。

神戸の事務所で社長にお会いし、もっと深くお話しさせて頂きました。とても気さくな方で、話上手で聞き上手、そして何よりも働くスタッフの事、お客様が喜ぶ事を追求されていて社長にすっかり魅力されました。
津幡さんはどんな撮影したいの?と聞かれ、話しやすい方なので、ついつい私はキッズ時計とは関係のない『ニューボーンフォトをやってみたいんです。出来れば産婦人科の中で‥』と話していました。
そんな何気ない私の言葉を社長は拾って下さり、すぐにやろう!と言って下さり、その場でお付き合いがあった産科病院に電話して下さいました。
するとすぐに話がまとまり、産後の入院中にニューボーンフォトを撮影するというサービスをスタートする事が決まりました。
それから私は色々な方のニューボーンフォトのワークショップを受講し、撮影方法を学び、知識と技術を磨いていきました。

☆ニューボーンフォトとスリーピングニューボーンフォトの違い

いざサービススタートが決まり、産院の関係者に撮影方法を、チェックして頂くこととなりました。これは今でも続けているのですが、新しく提携が決まった産院では必ずテスト撮影を行い、撮影手法をチェックして頂いています。
ニューボーンフォトの勉強はしていましが、私が学んだ撮影手法は赤ちゃんの安全面を無視していて可愛い写真が撮りたいという大人の都合で撮影するものでした。
サービスがスタートして間もない頃は何度も何度もご指摘を頂き、新生児の安全の確保と産後間もないママへの配慮など、沢山のことを改善していく必要がありました。このテスト撮影を何度もおこなうことにより、徐々に日本全国どこの産科病院でも認めて頂ける安心で安全な撮影手法が確立していきました

サービススタートして3年半経った今では約100ヶ所の産科病院と提携が決まり、北海道から九州までの日本全国でスリーピングニューボーンフォトを撮影させて頂けるようになりました。

次回は個人のフォトグラファーから、組織化したことと、お客様も働くスタッフも産科病院様もみんなが喜ぶサービス作りについてお話します。

スリーピングニューボーンフォトアカデミー

ニューボーン(新生児)専門のフォトグラファーとして活躍できるアカデミー。写真の技術だけでなく、産後のママとのコミュニケーションの取り方など現場でしか学べないスキルが身に付きます。

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