普通のママだった私がフォトグラファーになるまで③

 ☆毎日ニューボーンフォトを撮影する日々

いよいよ撮影サービスがスタートしました。
ありがたいことに、産院様が患者様へ対しサービス告知をしてくださるので、毎日撮影の仕事かあります。
今まで1日に何件もニューボーンフォトを撮る事が無かったので課題もたくさんありました。

・ご機嫌が読めない赤ちゃんを、限られた時間の中でどうしたら日に何件も撮れるのか。
・1部屋1部屋異なる狭い病室で、どうしたらお客様にご満足頂ける写真が撮れるか。
・ニューボーンフォトをご存知ない方に対して、どのように興味関心を持っていただけるか。
・荷物を最小限に留め、持ち運びに適した形にすること。

しかし、解決するのに時間は掛かりませんでした。
毎日何件も撮影させていただく事ができたので、色々試しながら最善のカタチを見つけて行くことができました。

☆ニューボーンフォトの素晴らしさ

私はニューボーンフォトばかり撮影する間に、ニューボーンフォトの虜になっていきました。
おなかの中で10ヶ月もの間大切に育ててきた赤ちゃん。
妊娠した時の喜び、つわりで食べられなくなる日々、胎動を初めて感じた時の喜び。
どんどん大きくなっていくおなかを毎日さすり、
無事に生まれてきてほしい、出産に自身が耐えられるのだろうか、
健康に生まれてきてくれるだろうか、育てていけるのだろうか、
いろいろな思いを抱き出産を迎えます。

そして、自分の命をかけて産みます。

人生の中で経験したことのない長く激しい痛みに耐え、
やっと会えた!元気に生まれてきてくれてよかった!と、人生で何度も訪れることのない喜びの中
私たちはニューボーンフォトの撮影に伺います。

赤ちゃんの可愛さはもちろんですが、赤ちゃんを初めて迎えた時の感動を写真に残すお仕事で、
ママやご家族に大変喜んでいただけます。撮影した後に頼んでよかったです!
また大きくなったら撮ってください✨そんなお声がけを頂くことも多いです。

幸せな気持ちを分けていただき、撮影後には毎回この仕事をしていてよかったと思えます。
こんな幸せな気持ちになれる撮影をもっと広めたい!と強く思うようになりました。

☆提携産院拡大と組織運営

ありがたい事にサービススタートから約3年半で約100箇所の産院と提携させて頂くことができました。
サービススタート当初はお客様とのやり取りや、レタッチ、商品制作と発送などを
すべてフォトグラファーが行っており、撮影と自宅での作業量が膨大でした。
また私は、事業責任者としてランディングページの制作や、チラシ制作、売上管理と顧客管理、スタッフのマネジメント、産院様との調整や打ち合わせ…提携産院とスタッフが増えていく事によりその仕事の量もどんどん増えていきました。
当然私のキャパはそれ程大きくなく、元々知識が無く不得意なところはなかなかスムーズ進まず自分自身の力の無さを感じることもしばしば💦

☆救世主登場

行き詰まっていた頃、熊谷さんという強力な仲間が加入しました。
熊谷さんは当初営業という立ち位置で参画頂いたのですが、システム開発のお仕事もされていた経験がありました。
私が苦手とする分野を得意とされていて、今まで整っていなかったルールや、システムを整え役割分担を進め、得意な人が得意な事を行う組織ができました。
そのおかげで、私は人材育成に注力することができるようになり、営業チームが産院開拓を進め、事業の成長スピードが一気に加速しました。

カスタマー部門、レタッチャー部門、広報部門それぞれに専門部署ができ、フォトグラファーも撮影に集中できる環境が整ってきました。

またフォトグラファーは働き方が選べるようになってきました。
正社員、契約社員、業務委託と3種類に分かれ、働き方を選ぶ事もできるようになりました。
今までは子育て中のママが中心となり撮影チームを運営していましたが、
土日や長期連休などはどうしても手薄になりがちでしたが、今ではそういった時でも社員が撮影をフォローする体制があるので、プライベートと仕事のバランスをとりながらみんなが働きやすい環境が整ってきました。

☆500ヶ所の提携を目指して・・・

私たちの仕事はサービスを導入してくださる産院様とのお付き合いが非常に大切になっています。
産院様はエステや、素敵なお料理などの患者サービスの一環として私たちのサービスをお客様にご紹介してくださっています。
私達が撮影する写真が産院様の口コミとなり、あの産院で産みたい!またあの産院で産みたい!そう思って頂ける事ができれば、産院様にも喜んで頂けるのではないかと考えています。

日本では少子化が進み、年々出生数が下がっていますが、ニューボーンフォトが赤ちゃんが欲しいなと思って頂けるきっかけとなれば嬉しいです。
また、こんな働き方もあるんだ!こんなに素敵なお仕事があるんだ、自分にも目指せるんだ!と多くの女性にこの幸せの瞬間をカタチに残すお仕事を伝えて行くのが私の仕事だと思っています。

産院様にも喜んで頂き、お客様にも喜んで頂き、また働くスタッフにもやりがいのある仕事を作ることをこれからも目指し、サービスに磨きをかけ、スリーピングニューボーンフォトを広めていきたいです。

スリーピングニューボーンフォトアカデミー

ニューボーン(新生児)専門のフォトグラファーとして活躍できるアカデミー。写真の技術だけでなく、産後のママとのコミュニケーションの取り方など現場でしか学べないスキルが身に付きます。

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