ママフォトグラファーの1日

フォトグラファーの私の一日は、3歳になる一人息子を起こすことから始まります。

寝起きの悪い息子にご飯を作りつつ、洗濯を回しながら保育園のお支度。

台所についつい昨晩のお皿がそのままになっているのを洗いつつ、テレビに夢中な息子に小言を言い、ニュース番組の星座占いをチェックしてからいつもの時間に保育園に駆け込みます。

いつまでたっても園に慣れず、ママがいい〜と泣きべそをかく息子を優しい保育士さんに預けて自宅に戻ります。
職業「プロのフォトグラファー」と言っても、特別なことは何もありません。

どこにでもいる普通のお母さんの一日から始まるのです。

私が担当する産婦人科は午後からスリーピングニューボーンフォトが撮影出来る産院です。
これは産院により違いがあります。

そのため、午後までは少しだけ家の片付けをしたり、前日に撮影した写真データの整理をしたりすることにあてています。

スリーピングニューボーンフォトグラファーは撮影以外の時間を別のことに回せることが利点です。

撮影まで時間が空いていたら、銀行や買い物などの用事を済ませたり、撮影が終わるのが遅くなりそうな時には先に夕ご飯の仕込みをしておくことも出来ます。

主婦、母、カメラマンなど様々な役割を持たなくてはいけない女性にとって、こんなに融通がきくのはありがたいことです。

撮影のお約束の時間になったらお客様が入院されている産婦人科のお部屋まで伺い、撮影がスタートします。

お客様にとって有意義なものになるように、大切に大切に撮影をしていきます。

撮影の合間ではお客様が慣れない赤ちゃんとの生活について打ち明けてくださることもあります。
まだ母乳が出ない、夜泣きがすごい、ベッドに置いた途端に泣いてしまうなど不安に思われていることを口にされた時には自分自身の育児の様子やコツをお伝えすることもあります。
こういう時に実体験を話せるのでママフォトグラファーで良かったなと思うのです。

撮影が全て終わったら保育園に息子を迎えに行きます。小さいなりに仕事の内容を分かっていて「今日ママ赤ちゃん撮った?」「何人撮った?赤ちゃん泣いてた?」と聞いてくれます。

「うん、泣いてたけど可愛かったよー、沢山お写真撮ったよー」と家に帰りながらフォトグラファーから息子のたった一人のお母さんへと戻っていくのです。

息子の習い事や用事がある日は撮影の開始時間を早めに設定しておいたり、その日は出来るだけ避けて撮影の予定を入れるなど自分でコントロール出来るのは大きなメリットです。

また、チームで動くことの最大の良さは協力し合えることです。
チームに所属しているフォトグラファーは私と同じような子どものいるお母さんが多いです。

そのためフォトグラファーの共通LINEグループでは「子どもが熱出てしまいました。今日の撮影誰か行けませんか?」なんて連絡も少なくありません。

そのような時には、チームの中でフォローし合い【困ったときはおたがいさま】の心で撮影に支障がないようにしております。

もし、これが個人で活動しているフォトグラファーだとしたら撮影に穴を開けてしまいお客様を大変にがっかりさせてしまうことでしょう。  

一人ではないからこそ出来ることがある。
チームで働ける心強さをその都度感じております。

お母さんであることを大切にしつつ、
社会に出ることを諦めない。

スリーピングニューボーンフォトのフォトグラファーは家庭と仕事の両立を大切にしながら働いています。

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Sleeping Newborn Photo
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ニューボーン(新生児)専門のフォトグラファーとして活躍できるアカデミー。写真の技術だけでなく、産後のママとのコミュニケーションの取り方など現場でしか学べないスキルが身に付きます。

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